梅雨のツアー その7 上海 第二日 お仕事 そして 第三日 撤収 |
いやいや,今までの中国でもっとも充実した朝ごはんだぞ。しかもどのアイテムも平均以上だと思われる。ハムソーセージの類もだ。中国は金華ハムというものがあるくせに,ホテルで朝ごはんに出るハムソーセージはいつも不味いのだ。嬉しいなあ,血の味サラミをコーヒーで流し込むのは。粥を見たら,白粥なのだが,煮詰まって糊みたいになっているので,今日はやめにして,ラーメンを作ってもらった。薄いスープであるが,出汁は効いている。目玉焼きも,作りかたが上手い。何より,玉子一個というのが良いねえ。普通二つだもんねえ。とにかく,アイテムが多いので,二回の朝ごはんでは食べたいものが全部食べられないな。
食事が終わったのが,8:05ほどである。部屋に戻って,講義の予習をする。今朝の約束は9:20にホテルロビーなのだ。かなりゆっくりできるなあ。
9:15にロビーに降りたが,私が一番乗りだったみたいだ。で,取り敢えず,ホテルの正面を内部から撮影した。9:20にちょうどA先生とチョー先生がお越しだ。とてもpunctualなのだ。すごいなあ。で,チョー先生自ら運転してくださる車で華東理工大学に向かった。15分ほどで,大学に到着。正門ではないが,門の隣で工事が行われている。これは何の工事ですか?と聞くと,地下鉄駅ができるのだそうだ。それも,来年なんだそうだ。便利になりますねえ。この大学は,我々が言った市内の元々のキャンパス(学部3,4年と大学院)とシャトルバスで1時間程度離れた郊外のキャンパスにあるという。まあ,中国では大学は全寮制なので,どこにあっても良い理屈であるが。
チョー先生のお部屋で,私のパスポートのコピー(入国日とか,パスポート写真とか)をとったり,あるいは,いただいた講演料のためにサインしたり,世間話をしたりしてしばし過ごした。講義は11:00から始まるのだという。
次の写真は,講義用の看板である。フライヤーじゃなく,こんな大袈裟なものを作って下さったのだ。あー恥ずかし
看板には,9:00始まりと書いてあったが,変更して11:00から始まることになったのだ。11:00から始まるということは12:00までなんだね,多分。今日の教材パワーポイントは大体1時間用なのだ。
そんなこんなで,講義が終了したのは,12:10くらいであった。40人ほどのオーディアンスで,寝ていたのは4人くらいであった。熱心に聴いてくれた。
この写真は,私の講義が終わった後の質疑応答時の写真である。質問者はパキスタンから来たPhDコースの学生で,彼の英語は,何言ってるか全然分からなかったので,いくつかの単語から質問を想像して,「君はこういうことを質問しているのか?」と逆質問したら「そうだ」,との応え。で,安心して説明をしたのであった。
その後は,大学近くの盛っているレストランで昼食。11人(うち,卒業しているPhDの学生5人)の宴会だ。昼間だというのに,ビールはでるわ,紹興酒は出るわで大騒ぎである。美味しくて楽しかったので,写真を撮るのを忘れた。
で,酒を飲まない男子学生が1名いて,彼と,来年ポスドクで大学に残る女子学生の二人が私とA 先生をプルマンまで送ってくれたのであった。酔いを覚ませということかしらないが,次の集合は,ホテルのロビーに18:00 であった。4時間ばかり時間があるので,テレビを見てみたり,仕事を少ししたり,ブログをアップロードしたりした。中途半端に酔っ払ったので,逆に眠ることもできない。エアコンで冷えたのか,軽い悪寒がするので,熱いめのシャワーを浴びて,服の上からバスローブを羽織った。(これ結構暖かいのだ)
6:30からは,ホテルのメインダイニングでごはん。飲み物は上等の白酒と赤ワインである。料理はいろんな地方の料理のダイジェストのようだったが,どれもこれもファインで美味かった。私が,こんなに褒めることはないのだぞ。あまりに美味かったので,写真を撮るのを忘れた。メンバーはチョー先生,A先生の他,Tien教授,それから,教授にもう直ぐ上がるスィン副教授,それからかなり高い確率で上がるワン副教授である。つまり,チョー先生は,手下になる3教授を参加させたのだ。で,最後に集合写真と相成った。
終わったのが,21:20くらい。チョー先生は,明日朝10時に迎えに来てくれるのだそうだ。部屋に戻ったバナジアは,バタンキューであった。かろうじて,22:30に起き出して,歯を磨いたがそのままアウトである。
7月1日(日)6:50起床。iQOSを喫いに出て,部屋に戻り,シャワーを浴びて顔を洗い,髭を剃り,コーヒーを淹れてリラックスしていると,あっという間に8:00が近づいて来た。今日は10:00チェックアウトなので,ゆっくり朝飯だ。
食べ終わったのは,8:50。随分ゆっくりしたなあ。で,部屋に戻り,NHKを流しながら,ぼんやりしたり,パッキングをしたりする。考えたら,明るい時に窓の外を見ていないので,窓の外の写真を撮った。こんな具合。
9:55に降りていく。チョー先生やA 先生は,この前はちょうどに来たくせに,もうおられるではないか。チョー先生にチェックアウトをお願いする。その時に,ハイネケンと青島飲んだよ,と一声かけた。チョー先生が直々に私とA先生を浦東空港まで送って下さった。ありがとうございます,それでは,また,再見! 時に10:50である。私の飛行機は13:50,A先生はもう1時間遅いやつだ。カウンターが違うので,それでは,とお別れした。JALカウンターは,スイスイ。出国のパスコントロールと持ち物検査は,並んだが,さほど時間は取られなかった。上海の日曜の午前なのにね!
で,土産の紹興酒を買い,ラウンジで休憩。JALのラウンジはこんな感じ。
この奥に,ラーメンを作ってくれる厨房があるが,朝いっぱい食ったので,パス。ハイネケンを舐めるようにして飲んで,搭乗時刻14:50の10分前にゲートに到着。バスでアプローチするらしい。もう,搭乗確認は始まっていた。飛行機は定時出発。機内食はOK。なにせ,トータルで2時間半くらいなので,必死で,パシフィック・リムの第2弾(1:58)を見た。ほんまに,完全な怪獣オタク映画ですな。
関空には,16:30にタッチダウン。で,飛行機から降りたのは16:47であったが,今回預けカバンなしで行ったので,いろんなことを済ませても17:00のリムジンバスに間に合った。で,京都駅には18:15である。タクシーに飛び乗り第二日赤に向かった。実は,TreeTopが風邪を引いて入院しているのだ。彼女は重篤な先天性疾患があるので,ただの風邪でも厄介だ。入院して3日目だけど顔を見に行ったのだ。元気はなかったが,時折笑顔を見せる。元気に退院してくれると信じている。加油!TreeTop!!!
梅雨のツアー 全巻の了 あーあ,一週間しんどかった。上海ではかなり体を休められたけどね。